拝啓、さだまさし様 8曲目『奇跡~大きな愛のように~』 |
最後の最後に収録されている曲が
さだまさしさんの 『奇跡~大きな愛のように~』です
この曲をアルバムのラストにしたかったのには
とても深い想いがあります。
さだまさしさん
いま僕がもっとも日本の総理大臣になって頂きたい方です!
さださんなら絶対に人を裏切らない、国民を裏切らない
そんな揺るぎない想いがあるのです!!
直接お逢いしたこともはちろん無いのですが
テレビなどで話されてる言葉が胸に響いてしょうがないし
何よりそこには『大きな愛』を感じるんです!!
それくらい尊敬してやまない、さださんなんですが
実はライナーノーツ最後の最後でこんなこと書くのもどうかと
思うのですが・・・、正直僕は今回のカバー作品を作るまで
僕等はカバーのCDを出すことは一生無いと思っていました
僕は何よりアゴの作る曲が一番好きだし
それを唄えるだけで僕は幸せだし、オリジナルにこだわって
唄っていきたい!という強い想いがずっとあったんです!
だったら何故?今回カバーCDを出す気持ちになったのか?
理由はいくつかありますが
その中でも1つの大きな理由となっているのが
実はこの曲 『奇跡~大きな愛のように~』の存在なんです。
もうかれこれ一年以上前の話になるのですが
ファミレスでアゴと今後の音楽活動について熱く語っていた夜が
ありました
そのときにカバーの話題になり、僕もアゴもライヴやラジオでは
カバーを唄っても、CDという形にすることには興味が無いよね!
と話をしていたんです(もちろんその頃はそんな企画の話も無いですよ)
でも僕はいつか、本当にいつか
ある1曲だけはCDという形で発表することが出来ればという
想いをずっと隠し持っていて
そのときアゴに初めて打ち明けたんです
『さださんの、奇跡をいつかカバーでCDとして発表したいんだ!』
アゴはビックリしていましたが、この『奇跡』はもともとアゴが僕に
教えてくれた曲で、初めて聴かせてもらったときに
『この曲、絶対シモに合うと思うんだよね!』
僕はフ~~~ンという感じで(笑)
でもその時から僕はこの曲に何か不思議な想いというか
縁(アカイイト)を感じていたんです
歌詞が素晴らしい!メロディーも切なくて美しい
それだけではない
『何か』を僕は感じていたんです!
そしていつもの野生の感ですが
この曲をいつかカバーさせて頂く日が必ず来るだろう!
そういう想いがあったんです。
そして今回その日が来た!と僕は確信しました!
今この、さださんの『奇跡~大きな愛のように~』を
僕は唄いたい!唄わなくちゃいけない!と
僕の大切な大切な宝物、愛犬bigの為に。
bigがもうすぐ僕のもとから天国へ旅立っていくと知り
癌を治してあげることも何も出来ない
無力な自分
もっと早く癌を見つけてあげることができたなら・・・・
自分を責める日が続きました
責めたってどうにもならないのにね
そんなとき僕の心を救ってくれたのが
『僕は神様でないから 奇跡を創ることは出来ない
けれどあなたを想う奇跡なら 神様に負けない』
自分を責め悲しんで泣いて過ごすより
bigと一緒にいられる時間に感謝し笑って過ごしたい
この歌を唄って『奇跡』を起こしたい!!
その想いで僕は唄いました
そのとき既にbigの具合も良くなかったので
この曲は早い段階でレコーディングしてbigに聴かせたい!
そういう想いがあったので
実は『卒業写真』をレコーディングしたレコーディング初日に
奇跡も唄う予定だったのですが
『卒業写真』のライナーノーツでも書いたように
レコーディング初日の朝、bigが倒れてしまい
『卒業写真』はなんとか無心で唄えたものの
『奇跡』の歌詞カードを見た途端
涙が止まらなくなり
唄っては途中で泣いて唄えず
その様子を見たブッチャーさんとアゴが心配し
『何かあったの?』
その一言で力が抜けて、そして涙が止まらなくなり
レコーディングは中止となりました
泣いてる時間なんてないのに・・・・。
数日後、僕は『奇跡~大きな愛のように~』を
レコーディングしました
溢れそうになる想いをこらえて
心の中はただ1つの想い
『bigありがとな』
それだけを込めて唄いました
そしてこの曲が完成して
真っ先にbigに聴かせました
その隣で僕の師匠が泣いていました
めったに褒めない師匠が何も言わず
ただ泣いて聴いていました
bigは心地良さそうにグーグー寝ていました(笑)。
先日バレスペチョコテン東京公演に
花王のCMに僕等を起用して下さった(キヤノンCMもです)
今村監督さんとイワサキユキオさんが楽屋に来て下さったのですが
その時、事前に奇跡をサンプルCDで聴いて下さってたようで
『奇跡』の歌声は、まるでbigが乗り移ったかのようで感動した!』と
言って下さっていました、嬉しかった
この『奇跡~大きな(big)愛のように~』は
僕とアゴとbigの三人で唄った作品だと思っています
奇跡、今日も続いていますよ!
今もブログを更新する僕の横で
僕を見つめてはウトウト、僕を見つめてはウトウト
まさか『泣けるほど好きな人』の発売日まで
bigが居てくれるなんて思ってもいませんでした(祈ってましたが)
これを奇跡と呼ばずして、何を奇跡と言う
さださん、奇跡の歌を本当にどうもありがとうございます!
8曲のカバー曲への暑苦しいくらいの想いを
最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!
これはあくまでもカバーさせて頂いた僕達作り手側の想いです
是非、『泣けるほど好きな人』を皆さんの手で、想いで
可愛がってやってくださいね!ヨロピコピースv(^-^)v
『泣けるほど好きな人に出逢えた時、生きてて良かったと心から想う』